BNBが12億ドルをバーンし、XRPを抜いて4位に浮上：1,500ドルが視野に入るか？

主なポイント

• BNBは第33回四半期ごとのトークンバーンを完了し、約144万BNBを流通から除外しました。
• この動きにより、BNBは時価総額で4位の座を取り戻し、XRPを上回りました。

BNBは第33回四半期ごとのトークンバーンを受けて再び注目を集めています。このイベントでは、約144万BNB、約12億ドル相当が流通から除外されました。

この措置により、BinanceエコシステムのトークンであるBNBは、時価総額で4位の座を再び獲得しました。BNBは、1週間の不安定な取引を経てXRPを追い抜くことに成功しました。

第33回オートバーンの詳細

BNB Chain上でのバーンの成功は、BNB Foundationによって確認されました。このイベントは、プロジェクトの標準的なオートバーンメカニズムに従って実施されており、このシステムは透明性が高く、独立して検証可能です。このメカニズムは、BNBの総供給量を長期的な目標である1億トークンに向けて減少させることを目的としています。

バーン後、BNBの総供給量は現在1億3,773万トークンとなっています。これはネットワークのデフレ設計におけるもう一つのステップです。バーンはBNB Smart Chain（BSC）上で直接行われ、破棄されたトークンはネットワークの「ブラックホール」アドレスに送られました。

BNBが4位を奪還

CoinGeckoのデータによると、BNBの価格は過去24時間で約3％上昇し、取引量は68％急増しました。トークンの日中高値は$1,161.35に達し、直近では約$1,157で取引されています。この動きにより、BNBの時価総額は1,590億ドルとなり、XRPの1,575億ドルを上回りました。

わずか1日前、BNBはXRPの後ろで5位に位置していました。10月26日にはXRPが1,587億ドルでわずかに上回っていましたが、センチメントの変化とクジラによる売却が順位を再び逆転させました。

Santimentによると、小規模なリテールウォレットはパニック売りの兆候を見せており、XRPのクジラは10月23日から25日の間に7,000万トークン以上を売却しました。この売り圧力がXRPの下落に寄与し、BNBが優位に立つこととなりました。

週足のBNBチャートは、2023年初頭から続く長期上昇トレンドラインによって支えられ、強い上昇トレンドが維持されていることを示しています。価格は最近$900のサポートゾーンから反発し、ミッドチャネルレンジを取り戻しました。

BNBは現在、上昇チャネル内で取引されており、過去のサイクルでラリーを抑えてきた$1,250～$1,300付近のレジスタンスをテストしています。$1,300を上抜けすれば、$1,450～$1,600への道が開かれる可能性があります。しかし、$1,100を維持できなければ、BNBは再び$950～$900を試す展開となり、ここでは過去に強い買い意欲が見られました。

RSIは66で、トークンが買われ過ぎの水準に近づいていることを示しています。一方、MACDは強気領域にとどまっています。BNBは$1,100を上回っている限り、2025年に買うべき次の有望な暗号資産であり続けます。ただし、$1,300のレジスタンスが迫っているため、トレーダーは慎重に行動する必要があります。