Ripple Labsが新しいXRPトレジャリーのために10億ドルの資金調達を主導：Bloomberg

Ripple Labsは、XRPの新たなデジタル資産トレジャリーを設立するために少なくとも10億ドルの資金調達を主導していると、Bloombergが事情に詳しい関係者の話として報じました。

報道によると、この資金調達は特別目的買収会社（SPAC）を通じて行われ、Rippleは自身が保有するXRPを拠出する予定です。資金調達の詳細や取引構造については現在も協議中であり、変更される可能性があるとのことです。

The BlockはRipple Labsにコメントを求めています。

今年はbitcoinやetherが特に機関投資家による導入を中心に暗号資産市場の話題を独占していますが、XRPはDATsの基盤資産としては目立った存在感を示せていません。

もし新たな組織が無事に設立されれば、XRPに特化した最大規模のデジタル資産トレジャリーとなる可能性があります。6月にはシンガポール拠点の Trident Digital が、XRPトレジャリー構築のために5億ドルの資金調達計画を発表しました。

しかし現在、Strategy、Metaplanet、BitMineなど主要企業の企業価値が保有する暗号資産の価値を下回るなど、DATモデルには厳しい目が向けられています。

一方、この報道はRippleが木曜日に GTreasury を10億ドルで買収したと発表したタイミングと重なります。GTreasuryはシカゴを拠点とするフィンテック企業で、トレジャリーマネジメントシステムのソフトウェアおよびソリューションを提供しています。

Rippleは発表の中で、数兆ドル規模の企業トレジャリー市場を開拓し、最大手かつ成功している多くの企業顧客へのアクセスを目指すと述べました。

両社はまず、顧客がグローバルなレポ市場を活用できるようにし、さらに競争力のあるレートでリアルタイムの国際送金を可能にすることに注力するとしています。

XRPは世界で5番目に大きい暗号資産であり、過去24時間で3.33%下落し、広範な市場の下落の中で2.35ドルで取引されています。