ビットコイン反発、トランプVSマスクどうなった?今週のポイントは?【仮想通貨相場】
ポイント
・10万ドル台から10.6万ドル台に反発、下に行って来い
・マスク対トランプ対立で10万ドル急落
・和解への期待と米中閣僚歓談などで反発
・結局、マスク氏は矛を収めるも和解には至らず
週末のBTC相場
週末のBTC市場は反発。
木曜日から金曜日未明にかけて、10.6万ドル(約1,525万円)から急落したが、10万ドル(約1,440万円)台で切り返すと、土曜日には10.5万ドル台に反発。日曜日には10.6万ドル台に値を伸ばし、木曜日の水準から均してみると「行って来い」の展開となった。
BTCは週内に米中首脳会議が開催されるとの思惑もあり、先週火曜日にレジスタンスだった10.6万ドルを突破。水曜日には10.7万ドル手前まで上値を伸ばしたが、5月27日の戻り高値からの半値戻しに上値を抑えられた。
木曜日に米中首脳会議が開催されると、10.6万ドル台にワンタッチしたが失速。ETFフローの不振や首脳会談の成果が乏しいとの見方が広がり、じりじりと値を下げ始めた。
その後、政権を離れたイーロン・マスク氏とトランプ大統領がSNS上で激しく対立。トランプ氏がマスク氏の関連企業への補助金打ち切りを示唆したことに激高したマスク氏が大統領の弾劾まで口にすると、テスラ株が急落。同氏が推すドージコインも急落する中、BTCは10万ドル台まで下落した。
しかし、5月12日の安値付近でサポートされると、マスク氏がSNS上で和解に前向きな姿勢を示し、POLITICOなどが両者の会談を模索するなど、ホワイトハウス内で緊張緩和に向けた動きが報じられた。これを受け、BTCは順調に値を戻していった。
注目の雇用統計では、非農業部門雇用者数が予想を若干上回り、BTCが一時弱含む局面もあった。しかし、景気後退が回避されているとの見方から米株先物が上昇すると、BTCも連れ高に。ホワイトハウス高官が7日以内の米中高官協議を予告する中、BTCは10.5万ドル台に値を伸ばした。
その後、トランプ大統領が米中閣僚級協議が9日に開催されると投稿すると、BTCは10.6万ドルにワンタッチ。しかし、大統領がマスク氏との会談を拒否し、マスク氏が民主党を支持すれば「重大な結果」を招くと警告したことが報じられ、上値を重くした。
一方、金曜日に優先株発行で10億ドルの調達を発表したストラテジー社がBTCの追加購入を示唆すると、BTCは強含み。今朝方にかけて10.6万ドル台に値を伸ばした。
本日のBTC相場
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著者 松田康生(まつだやすお)楽天ウォレットシニアアナリスト
東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。
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