世界最大のビットコイン保有企業であるストラテジー社は、新たに約10億ドルを株式発行によって調達し、ビットコインの追加購入に充てる計画を明らかにした。

マイケル・セイラー氏が会長を務める同社は、永久優先株「シリーズAストライド優先株」を1176万4700株発行し、1株あたり85ドルで公募する。

6月6日の発表 によれば、引受手数料などを差し引いた純収入は約9億7970万ドルに達する見込みだ。

この資金は「ビットコインの取得や運転資金を含む一般的な企業目的」に使用される予定だ。

今回の動きにより、以前発表していた2億5000万ドルの調達計画は4倍に拡大。また、従来の普通株式や転換社債による資金調達とは異なる、新たな手段が導入されることになる。

新たに発行される永久優先株は、機関投資家やプロ投資家に対して非累積型の配当を年率10%で提供する。

現在のビットコイン(BTC)価格が10万3800ドルであることを踏まえると、約10億ドルの資金は追加で9633BTCの購入に相当する。

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ストラテジー株のBTCプレミアムは112%に上昇

資産運用会社ヴァンエックによれば、ストラテジー株におけるビットコインのプレミアムは112%を超えており、現物ビットコイン価格と比較して大幅な割高となっている。

「MSTR(ストラテジー社)の保有ビットコインと中核ソフトウェア事業の公正価値を合わせた水準に対して、112%のプレミアムを確認した。これは今後のビットコイン積み増し期待や規制面での優位性、投機的なポジショニングによるものだ」と、ヴァンエックは 5月22日のレポート で述べている。

また、10xリサーチのマーカス・ティーレンCEOはコインテレグラフに対し、「ストラテジー社は、ビットコイン価格の一部しか裏付けのない株式を個人投資家に新規発行するたびに、その差額を利益として受け取り、それを『ビットコイン利回り』として提示している」と述べた。

ただし、このプレミアムは日本の投資会社メタプラネットが記録した水準よりは小さい。メタプラネット株のビットコインプレミアムは5月27日に59万6154ドルに達し、株主は実際のビットコイン価格の5倍以上を支払っていることになる。

10xリサーチが5月27日に 公表したレポート によれば、企業の純資産価値(NAV)の重要性を理解していない投資家は、追加の上昇余地を持たないポジションに対して「ビットコインのエクスポージャーを大きく割高に購入している」可能性があるという。

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