米ドル連動「USD1」、複数ブロックチェーンで利用可能に
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ワールドリバティ・ファイナンシャル(World Liberty Financial)は17日、自社の米ドル連動型ステーブルコイン「USD1」が、チェーンリンク(Chainlink)の技術を活用し、複数のブロックチェーンで利用可能になったと 発表した。
この発表は、同社共同創業者のザック・フォークマン氏、チェーンリンク共同創業者のセルゲイ・ナザロフ氏、そしてエリック・トランプ氏がConsensus 2025の場で行った。
安全性強化と拡大するステーブルコイン市場
USD1は、米国債や現金など実在資産を裏付けとし、ビットゴー・トラストが資産を保管する仕組みとなっている。
今回のCCIP(クロスチェーン・インターオペラビリティ・プロトコル)統合により、USD1保有者はイーサリアム(ETH)およびBNBチェーン間でトークンを安全に移動できるようになった。
従来のクロスチェーンブリッジはセキュリティ上の課題が多く、過去には30億ドル(約4,380億円)相当の損失が発生した。
CCIPはチェーンリンク独自の分散型技術を活用し、75,000億ドル(約109兆5,000億円)規模の 分散型金融(DeFi) 市場の資産を守ってきた実績がある。
これにより、取引のアトミック性(不可分性)と検証の分散化が強化され、不正利用のリスクが大幅に低減している。
規制動向と今後の展望
今回のアップグレードは、米国の規制環境が明確になる中で実施され、機関投資家や一般利用者がさまざまなブロックチェーン上でUSD1を活用できる土台を築いた。
イーサリアムやBNBチェーンへの対応だけでなく、今後は他のブロックチェーンへの拡大も計画されている。
USD1は時価総額20億ドル(約2,920億円)に達し、 新しい暗号資産(仮想通貨) 市場で存在感を高めている。
論争とステーブルコイン市場での位置づけ
一方で、USD1がエリック・トランプ氏と関係している点や、米上院議員リチャード・ブルーメンソール氏から利益相反の懸念が指摘されている。
しかし、ワールドリバティ・ファイナンシャルは不正行為を否定している。
ステーブルコイン 市場は、既存のテザーやサークルといった大手が優位を保つ中、新たな選択肢としてUSD1の存在感が増している。伝統的な金融と分散型金融の橋渡し役として、今後の動向に注目が集まっている。
免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。
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