アリゾナ州でビットコイン準備法案可決、知事の署名は5分5分か?【仮想通貨相場】
ポイント
・9.2万ドルで切り返し、9.5万ドル台で底堅く推移
・今晩から3日間、経済指標ラッシュ、景気後退・金融緩和に注目集まる
・ファンド・ETFフローが回復、上昇を支える
・アリゾナ州SBR法案可決で、最大31億ドルの買い圧力も
昨日のBTC相場
昨日一昨日のBTC市場は底堅い展開。
月曜日の朝方9.2万ドル(約1,310万円)台で切り返すと、9.5万ドル(約1,355万円)台半ばまで上昇、その後も9.5万ドルを挟んで高値圏でのもみ合い推移を続けた。
BTCは7.4万ドルで反発後、8.6万ドル、8.9万ドル、9.2万ドルといった重要なレジスタンスを次々と突破、トレンド転換を印象づけた。その後、しばらくは9.5万ドルのストライクに上値を抑えられたが、先週金曜日のオプション期日を通過するとあっさり9.5万ドル台に上値を伸ばした。
材料面では、対中貿易戦争の緩和が相場を下支えする一方、ウクライナ和平交渉の停滞が上値を抑えた。需給面では、先週のファンドフローが34億ドルと過去3番目、ETFフローは30.6億ドルと過去2番目を記録し、相場の上昇を下支えした。
月曜日は朝方ストラテジー社のセイラー会長が追加購入を示唆、XRPの先物ETFが承認されたこともありBTCは強含んだが、CME先物が週末の水準まで戻しきれず、小窓を開けて始まると一時9.3万ドルを割り込んだ。
しかし、すぐさま切り返すと、海外時間にかけて9.5万ドル台に反発、朝方開けたCME先物の窓埋めに成功した。
ストラテジー社が14億ドル分の追加購入を発表すると9.5万ドル台半ばに値を伸ばしたが、週末に付けた戻り高値に上値を抑えられると、ダラス連銀の製造業活動指数が悪化、米株が弱含んだこともあり、BTCは9.3万ドル割れに失速した。
しかし、アリゾナ州議会が戦略BTC準備法案(SBR)を可決したと伝わるとBTCはじりじりと値を戻すと、カナダ総選挙でカーニー氏率いる自由党陣営が勝利、暗号資産推進派のポワリエーヴル氏率いる保守党陣営が敗北したが、月曜日のETFフローが591百万ドルとなり、中でもブラックロックのIBITが971百万ドルと過去2番目を記録したことや、ロシアが対独戦勝記念日となる5月8日から72時間の停戦を宣言したことも手伝ってBTCは9.5万ドル台を回復した。
更にトランプ大統領が自動車部品への関税を一部緩和するとBTCは9.5万ドル台半ばに値を伸ばしたが、再び先週土曜日の高値に跳ね返されると9.3万ドル台に失速したが、すぐさま9.4万ドル台半ばに値を戻している。
本日のBTC相場
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著者 松田康生(まつだやすお)楽天ウォレットシニアアナリスト
東京大学経済学部で国際通貨体制を専攻。三菱UFJ銀行・ドイツ銀行グループで為替・債券のセールス・トレーディング業務に従事。2018年より暗号資産交換業者で暗号資産市場の分析・予想に従事、2021年のピーク800万円、年末500万円と予想、ほぼ的中させる。2022年1月より現職。
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