ロシアの家庭は暗号デリバティブ分野に37億ルーブル（約4,730万ドル）を投資済み

ChainCatcherのニュースによると、Cryptopolitanの報道で、ロシア中央銀行は、国内の暗号資産デリバティブへの投資が増加しているものの、金融システムにリスクをもたらすことはないと述べました。

同銀行が発表した「金融安定性評価」レポートでは、2025年第2・第3四半期のデータが公開されました。ロシアの家庭は暗号資産に基づくデリバティブに約37億ルーブル（約4,730万ドル）を投資しており、その一部はデジタル資産の価値に連動したロシア債券への投資となっています。個人投資家によるモスクワ証券取引所での暗号資産連動型先物契約への投資規模も小さく、暗号資産先物を取引している1,900人の投資家の大半は、ポートフォリオの規模が50万ルーブル（約6,400ドル）を超えていません。一方で、全体の投資規模に最も大きく貢献しているのは少数の大口投資家であり、彼らの未決済建玉は1億ルーブル（約128万ドル）を超えています。さらに、2025年第2四半期および第3四半期において、ロシア市民による海外暗号資産取引所での取引量は、前の2四半期と比べて18%減少しました。