RippleがHidden Roadの買収後、米国で新しいデジタル資産プライムブローカレッジを正式に開始

Rippleは、米国市場でデジタル資産スポットプライムブローカレッジ機能を展開しました。

この新サービスの開始は、昨年10月下旬に非銀行系プライムブローカーであるHidden Roadの正式買収を発表したことに続くものです。

Rippleは、Hidden Roadのサービスを自社の金融プラットフォームであるRipple Primeに統合しました。これにより、機関投資家はFX、デジタル資産、デリバティブ、スワップ、債券などのクリアリング、ファイナンス、取引にワンストップでアクセスできるようになります。

Rippleによると、米国のPrimeクライアントは、OTCスポット取引および保有資産を他のデジタル資産ポートフォリオとクロスマージンできるようになりました。

この決済企業は、4月にHidden Roadの買収意向を初めて発表し、先月にはRipple Primeの事業がその発表以降3倍に拡大したと述べています。

Rippleはまた、機関投資家向けプラットフォームを通じて、ステーブルコインRLUSDの利用範囲を拡大し、プライムブローカレッジ商品向けの担保としてこの資産を活用するとしています。金融サービス大手BNY Mellonは、このステーブルコインの主要なリザーブカストディアンとなる予定です。

Hidden Roadの買収は、過去2年間でRippleにとって5件目の大型買収となります。これには、先週の財務管理向けGTreasury、2025年8月の2億ドル規模のステーブルコイン決済プラットフォームRail、2024年6月のStandard Custody、2023年5月のデジタル資産カストディインフラ企業Metacoが含まれます。

生成画像: Midjourney