HIVE Digitalは、170万ドルのカナダデータセンター用地取引でAIインフラ推進を加速

Nasdaq上場のHIVE Digital Technologiesは月曜日、AIおよびハイパフォーマンスコンピューティング事業の大規模な拡大を発表し、ニューブランズウィック州グランドフォールズで1.7百万ドル、32.5エーカーの土地を取得し、再生可能エネルギーを利用したデータセンターキャンパスを建設することを明らかにしました。

この敷地は、HIVEが既に所有する6エーカーの土地の隣に位置し、アトランティックカナダで初となるTier III+施設（高い信頼性と継続的な運用が求められるデータセンターの分類）が設置されます。この施設は25,000台以上のGPUを収容できる設計となっており、米国メイン州国境近くの豊富な地元水力発電を利用します。

「HIVEはbitcoinマイニングからAI HPCデータセンターへの移行を加速させています」とExecutive ChairmanのFrank Holmesは述べ、同社が遊休の再生可能エネルギーと既存インフラをハイパースケーラー対応のコンピュートに再利用していることを付け加えました。

Canaanのような他のマイナーも、最近、遊休またはフレアされたエネルギーをAI対応のコンピュートサイトに再利用する類似プロジェクトを開始しています。

AIコンピュートパワーへのシフト

HIVEの拡大は、同業のIRENやCipher MiningによるAIインフラ関連の発表が相次ぐ中で行われました。これらの企業は月曜日、MicrosoftおよびAmazon Web Servicesとそれぞれ97億ドルおよび55億ドルのクラウドホスティング契約を締結したことを明らかにしました。

これらの契約は合わせて約150億ドルの新たなAIキャパシティ契約となり、VanEckのMatthew Sigelはこれを「AIが世界のエネルギースタックを再構築している」と表現しました。

CEOのAydin Kilicは、HIVEの「デュアルエンジン」モデル（bitcoinマイニング収益をAIおよびHPCの構築資金に充てる）が、「好循環」を生み出し、ネットワークセキュリティとAI経済におけるコンピュート需要の両方を支えていると述べました。

HIVEの株価は月曜日の午前中に約5.18ドルで取引されており、The Blockの価格ページによると過去6ヶ月で200%以上上昇しています。