CleanSparkのAIデータセンター拡大で株価が14%上昇、Bitcoinマイニングも継続

主なポイント

• ラスベガスに拠点を置くBitcoinマイニング企業CleanSparkは、人工知能データセンターおよびAIインフラへの拡大を計画している。
• 同社は、Bitcoinマイニング施設の設立で培った経験を活かし、AI分野への迅速な拡大を目指している。

ラスベガスを拠点とするBitcoinマイニング企業CleanSparkは、人工知能データセンターおよびAIインフラの開発・運営への拡大計画を発表した。

同社は、Bitcoinマイニング施設の設立で得た知識と経験を活用し、AI分野での迅速な拡大を実現する意向だ。

AI分野への拡大

以前、サウジアラビア王国の数十億ドル規模のAIデータセンタープログラムを指揮したJeffrey Thomas氏が、CleanSparkのAIデータセンター担当シニアバイスプレジデントとして採用され、拡大を監督する。

同社の最高開発責任者Scott Garrison氏は、CleanSparkが最近、アトランタ大都市圏に高付加価値のコンピュートを提供するため、College Parkで追加の電力および不動産の契約を結んだと述べた。

同社はまた、大規模施設の建設機会についてもさらに検討している。

Bitcoinマイナーの回復傾向

CleanSparkの拡大は、暗号資産およびデジタル資産市場が変動する中で行われている。

10月初旬にBitcoinが$125,000台の過去最高値を記録した後、価格は約$105,000まで下落した。

市場の低迷にもかかわらず、マイナーは10月20日週の始まりに力強い回復の兆しを見せているようだ。

Companiesmarketcapのデータによると、時価総額上位20社のほぼすべてのBitcoinマイニング企業が回復傾向を示している。

時価総額上位5社のBitcoinマイニング企業であるIREN、Riot、Cipher、Marathon、CleanSparkは、10月20日時点で過去24時間の平均上昇率が9.72%となり、CleanSparkは約14%の上昇を記録した。

一方で、AIデータセンターの市場規模は指数関数的に拡大しているようだ。

Nvidia、Microsoft、Meta、Google、Amazon、IBMといった企業が支配しているにもかかわらず、この分野への新規参入者への強い需要が依然として存在している。

Gartnerのアナリストによると、世界のAI支出は2026年に2兆ドルに達すると予測されており、その成長は主にAIデータセンターおよびインフラ投資によって牽引されるという。