Date: Fri, Sept 26, 2025 | 11:46 AM GMT
今週も暗号資産市場は圧力を受けており、Bitcoin(BTC)とEthereum(ETH)はともに大きな下落を記録しています。特にETHは13%以上下落し、一時は3,900ドル台に触れました。
しかし、この下落にもかかわらず、より大きな視点では異なる状況が見えてきます。Ethereumは現在、次の大きな動きを左右する可能性のある重要な強気ブレイクアウトゾーンを再テストしています。

直角下降拡大型ウェッジのブレイクアウトを再テスト
週足チャートでは、ETHは直角下降拡大型ウェッジの中に閉じ込められていました。これは、フラットなレジスタンスラインと徐々に上昇するサポートラインが特徴の強気転換パターンです。数ヶ月間、ETHは3,800~4,090ドルのレジスタンス帯を突破できずにいました。
しかし8月下旬、強気派がついに確信を持ってこの壁を突破し、ETHは4,090ドルのブレイクアウト基点からローカルピークの4,956ドルまで約21%上昇しました。このブレイクアウトは、市場への強い買い集めとモメンタムの回復を示しています。

現在、強力なブレイクアウト後によく見られるように、ETHは以前のレジスタンスゾーンを再テストするために押し戻されています。執筆時点では、トークンは3,911ドル付近で取引されており、チャート上で示された再テストゾーンに位置しています。このエリアでは再び強気派が参入する可能性が高いです。
ETHの今後は?
3,800~4,090ドルの帯が重要な注目エリアです。もし買い手がこの領域を守れば、ETHは力強い反発を見せ、まず4,956ドルを回復し、その後ウェッジのターゲットである6,800ドル付近へのさらなる上昇を目指す可能性があります。これは現在の水準から73%の上昇に相当します。
しかし、3,800ドルのサポートが崩れると、ブレイクアウトの正当性に疑問が生じ、今後数週間でより深い調整が起こる可能性もあります。
現時点では強気派が主導権を握っており、ETHがこの再テストゾーンでどのように反応するかが、次の動きが回復ラリーとなるか、さらなる下落となるかを左右するでしょう。