CoinSharesの利益がBitcoinおよびEthereumの上昇で急増、米国IPOが視野に
CoinSharesは、第2四半期の利益が3,240万ドルとなり、仮想通貨市場の上昇による資金流入と運用資産(AuM)の増加を報告しました。また、米国での上場計画も明らかにしました。
CoinShares International Limitedは、ヨーロッパ最大のデジタル資産運用会社であり、再び黒字の四半期を報告しました。暗号資産市場の力強い上昇が、同社の各事業部門の収益を押し上げました。
特に、BitcoinおよびEthereumの第2四半期(Q2)のラリーが成長を支え、暗号資産市場への機関投資家の関心が高まっています。
CoinShares、第2四半期の利益がBitcoinラリーで3,200万ドルに到達
2025年6月30日に終了した四半期において、CoinSharesは3,240万ドルの純利益を計上し、前年の3,180万ドルをわずかに上回りました。
資産運用手数料は3,000万ドルに増加し、主力商品の資金流入と市場評価額の上昇が要因となりました。また、同社は財務運用で780万ドルの利益を計上し、第1四半期の300万ドルの損失を覆しました。
「この3か月間でデジタル資産価格が大きく回復し、Bitcoinは29%、Ethereumは四半期で37%上昇しました」と、CEOのJean-Marie Mognettiのコメントを引用した発表文に記載されています。
CoinSharesのプロダクトもこの勢いを反映しました。CoinShares Physicalは1億7,000万ドルの純流入を記録し、過去2番目に強い四半期となりました。
一方、四半期終了後の総運用資産(AuM)は25%増加し、過去最高を更新しました。1億2,600万ドルの流出があったものの、XBT Providerプラットフォームは資産価格の上昇により、第2四半期末のAuMが34億6,000万ドルとなり、第1四半期の27億5,000万ドルから増加しました。
同社独自のBLOCK Index(ブロックチェーン関連株式を追跡)は53.7%急騰し、BitcoinやS&P 500、MSCI Worldなどの従来のベンチマークを上回りました。
CoinSharesのキャピタルマーケッツ部門も堅調で、1,130万ドルの利益と収入を生み出しました。Ethereumステーキングが430万ドルで最大の貢献となり、ステーキングが継続的な収益源としての強さを示しました。
CoinShares、米国IPOブームに参入へ
Mognettiは、同社の米国進出と上場計画が進行中であることを強調しました。CircleやBullishを例に挙げ、米国市場の深さと投資家の需要から恩恵を受けている最近の暗号資産企業を指摘しました。
「スウェーデンから米国へのこの移行が、株主にとって大きな価値をもたらすと信じています」とMognettiは述べました。
8月にBitcoinが過去最高値の124,128ドル、Ethereumが4,945ドルに到達したことで、CoinSharesは2025年後半も勢いが続くと予想しています。
同社は、現在の米国の規制環境がここ数年で最も好意的であると強調しました。支援的な法整備と暗号資産に友好的な政権が強力な追い風となっています。
「この機会の一致を株主のために最大限活用することを目指します」とMognettiは付け加えました。
CoinSharesの業績は、機関投資家の強さとデジタル資産が主流金融でますます認められていることを示しています。
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