ビットコインニュース最新:ビットコインマイニングのスターIREN、AIとBTCの成長で10億ドルを突破しライバルを凌駕
- IRENは2025年第2四半期に収益1億8,730万ドル(前年比226%増)、純利益1億7,690万ドルを報告し、BitcoinマイニングおよびAIクラウドの成長が牽引しました。 - Bitcoinマイニングは第2四半期に1億8,000万ドルの収益を生み出し、728BTCを採掘(MARAを上回る)し、50EH/sのハッシュレートで年間収益は10億ドルに達する見込みです。 - AI分野の拡大では、10,900台のGPU(1,900台を追加)、NVIDIAとのパートナーシップ、GB300 GPU向けに希薄化を伴わない9,600万ドルの資金調達を実施しました。 - 株価は4か月で312%上昇し23.04ドルとなり、AIインフラおよび液冷データセンターの拡大により時価総額は54億ドルに達しました。
IREN Limited(NASDAQ: IREN)は、Bitcoinマイニングおよび人工知能(AI)クラウドサービス事業の両方で画期的な年を迎え、初の通年黒字化と時価総額の大幅な上昇を達成しました。2025年6月30日に終了した四半期において、IRENは1億8,730万ドルの収益を報告し、前年同期比226%増、純利益は1億7,690万ドルとなりました[1]。この業績は主にBitcoinマイニング事業によるもので、四半期の収益のうち1億8,000万ドルを占め、7月には728BTCをマイニングし、競合のMARAの703BTCを上回りました[5]。現在のマイニング経済下で、IRENは年間10億ドルのBitcoinマイニング収益を、50エクサハッシュ/秒のハッシュレートで見込んでいます[1]。
同社はまた、会計年度で過去最高となる5億100万ドルの収益を発表し、木曜日には株価が3.1%上昇、アフターマーケットではさらに13.9%上昇しました[1]。過去4か月間でIRENの株価は312%急騰し、4月の5.59ドルから8月下旬には23.04ドルまで上昇しました[6]。この上昇トレンドにより、IRENは暗号資産およびAIインフラ分野で最も有望な銘柄の一つとなっています。
IRENのAIクラウドサービスへの戦略的転換が、この変革の重要な要因となっています。同社はNVIDIAとの「Preferred Partner」ステータスを獲得し、B200やGB300 GPUなど最新ハードウェアへの直接アクセス権を得ました[2]。四半期中にIRENはGPUを1,900台増設し、合計で10,900台となりました。この拡張は、AIクラウド事業を拡大し、2025年12月までに年間2億~2億5,000万ドルのAI収益を達成するための2億ドルの投資計画の一環であり、4月から6月にかけて月間2,500万ドルを生み出していた水準から8~10倍の増加を目指しています[1]。
IRENのブリティッシュコロンビア州プリンスジョージ施設は、AIインフラ開発の中核となっています。この施設には現在8,500台のGPUが設置されており、4,500台以上のGB300 GPUをサポート可能な10MWの液冷インストールの準備が進められています[2]。さらにIRENは、GB300向けに9,600万ドルの希薄化を伴わない資金調達を確保し、既存の現金準備金を活用してB300の資金も調達しています[4]。この資金調達構造は、24か月リース・高シングルディジット金利で、株式の希薄化を抑えつつ迅速な拡大を可能にしています。
今後については、IRENは2025年第4四半期に稼働予定のHorizon液冷AIデータセンターや、2027年末までに稼働予定のテキサス州のより大規模なSweetwater施設の開発を進めています。後者は1,800エーカーに及び、70万台のGPUと2ギガワットの電力供給が可能です[6]。また、同社はブリティッシュコロンビア州にNVIDIAのBlackwell GPUを6万台設置する計画もあり、AIインフラ分野での主要プレイヤーとしての地位をさらに強固なものにしています。
IRENのBitcoinマイニングへの過度な依存から多角化モデルへの戦略的転換は、最近の財務実績と市場の反応によって裏付けられています。時価総額が54億ドルに迫り、強力な収益見通しを持つIRENは、進化するAIクラウド市場で主要なプレイヤーとなるポジションを確立しています[1]。
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